後悔と復縁

 

あなたは過去の恋愛について何を思いますか？

 

後悔？幸福感？人としての成長？

 

いろいろ思う所はあるでしょうが、後悔でもあるし教訓でもあるという恋愛という方もいると思います。

 

今回は、今後の恋愛について間違った方向へ行かない為の教訓ともいえる出来事をご紹介します。

 

付きあっているかどうか分からない彼への不安感

高身長、高収入、おまけに顔までよく女性をキュンとさせる天才。そんな彼の横に並んで歩く自分が誇らしく、ドラマの主人公になった気分。会う度にときめいて、数時間後の別れは惜しく、次会える日を待ちわびては彼からの連絡を待つ日々。

 

あまりのかっこよさに、出会ってすぐに関係を許してしまい、付き合っているのか付き合っていないのか、二人の関係に疑問を持ち始めたのは、彼とする3回目のデートの日辺りからでした。

 

今思えば、彼がどんな人なのか、どんな仕事をしているのか、普段連絡のない日はなにをして過ごしているのか、彼のことを全然知らないまま、恋に落ちていました。

 

週末になれば連絡は来ず、付き合おうという決定的な言葉がないため、こちらから連絡して重いと思われたら嫌だ、と我慢しては苦しい日々を過ごしていました。

 

いつの間にか連絡も自然と減り、彼は私なんかに似合わない人だ、週末は別の女の子と遊んで、私の代わりなんてたくさん居るんだ、と思い始めました。

 

彼とは見切りをつけた私は結婚へ

そんな時、久しぶりに来た彼からの連絡は《連絡もしないで、他に男がいるのか》。

 

別に私たち付き合ってもないじゃん。自分の都合のいいときだけ私を呼び出して、やりたい時だけやるパートナーなんてうんざりだ、と、言葉では言いませんでしたが、その連絡を機に私から離れました。

 

それから一年後、私は現在の夫と出会い幸せな交際期間を経て結婚。

 

彼の連絡先も消し、思い出す事もなくなったある日。SNSを通して《誕生日おめでとう。結婚したこと知らなかった》とメッセージが来ました。

 

バカな私は、久しぶりの連絡にときめいて返事をしてしまったのです。偶然にも、私の嫁いだ地域で現在彼は仕事をしていました。知らない土地で友人もいない私にとって、昔から知っている友人を持った気分になりました。

 

徐々に動いていく情事

些細なことでたまに連絡を取るようになって4か月、ついに、久しぶりに会おうと言われ、夫に黙って彼に会いに行きました。私は既婚者で、彼はまだ未婚。当時の事は若気の至りだと自分に言い聞かせ、夕食をしました。

 

個室の店で食事をしながら、彼は私の手を握り、

 

《当時自分は○○(私)と付き合っていると思っていた》

《自分の彼女に男が出来たのではないかと腹が立ってあのような事を言った》

《別れて半年は忘れられず、結婚したことにもとても驚いている》

《今こうしてまた会えたことが夢みたいだ》

 

と話します。

 

お酒を飲み、夫が待っているからと帰ろうとしたとき、彼は私にキスをしました。《迷惑じゃなければ○○に子供が出来るまでは男女の関係でいたい》《復縁してほしい》と。夫の事は愛しているのに、私は彼にときめいてしまいました。

 

あの時、私がもっと話をしていれば、付き合っているのかどうなのかを言葉で確認していれば、私はこの人と結ばれたのだろうかと、当時の行動に後悔さえしました。

 

思わぬところでハッと気付かされた出来ごとがありました

その後も週に何度か連絡を取っていましたが、その再会の一週間後。

 

夫と昼食を食べに外出した際、横断歩道で信号待ち中、偶然にも反対側に彼を目撃。隣には可愛らしい女性、とても楽しそうに歩いていました。しかも、駐車場まで同じ。夫の車のすぐ隣に彼の車。私が一週間前に乗った車がありました。

 

なんだか急に恐ろしくなりました。再会した際、自分は今彼女なんて居ない、会う気にならないと言いながら女性とデートし、夫の車の横に彼の車が並んでいる。まるで誰かから離れろ、と忠告されているような気分と、彼の横にいた女性が、当時の自分と重なったのです。

 

彼から離れようと決意した時の私の勘は、少なからず当たっていたのだと痛感し、女の勘とこの偶然に恐ろしさを感じました。

 

あの時きっと、私から好きだ、ちゃんと付き合おうと言葉にしていたとしても、きっと上手くいかなかったと思います。それさえ分からず、夫に秘密で会い、少しでも当時を後悔した事、ときめいた事に、私を一途に愛してくれている夫に涙が出るほど申し訳なくなりました。

 

それ以降、連絡は取っていません。もう、都合のいい女にはなりたくないし、隣には大好きな夫がいます。

 

今思えば彼とはズルズルいかない方が良かったと思うこと

今思えば、当時彼と会っていた時、本当に自分でもわからないほど不思議なことがたくさん起こりました。

 

彼といる時だけ、その時身に付けている物がとことん壊れていくんです。ズボンのチャックが壊れる、履いていたサンダルのヒールが壊れる、鞄のキーホルダーが壊れる、携帯を落として画面が割れる..。

 

再会した時も、予定よりも早く生理が始まり、なにも準備していなかった為ショーツとスカートが汚れてしまいました。きっと、誰かが彼といても幸せにはなれないよ！と教えてくれていたような気がします。

 

女性は誰しも、恋に落ちたら自分だけを見てほしい、と思います。その心を利用して、女性だけが苦しい恋をする事は少なくないと思います。

 

そんな時は、自分の勘を信じてほしいです。この人、女の子とたくさん遊んでるな、ただセックスがしたいだけだ、と思ったら結局そんな人なんです。そのように相手を思ってしまう時点で、幸せな未来はありません。

 

どうしても彼しかダメだ、離れたくないと思うなら、とことん傷付いてください。そうすればきっとわかるはずです。彼は私を心から必要としていない、その時だけのときめきは、後で大きな傷になって返ってくると。

 

まとめ

今回の事例では、本当に彼女はその先の復縁に進まなくて良かったなと思います。

 

しかし、そう言い切れることは得てして後で気付くことがほとんどです。

 

そう言う意味でも、現時点での付き合い方・相手の様子について冷静に見極めることが幸せになれるかどうかの分かれ道にもなるでしょう。

 

どうか皆さんも、「恋は盲目」とならないように幸せいっぱいの人生に向かってほしいと思います。